2008年11月にCDCから発表された、「医療施設における消毒と滅菌のガイドライン・2008」の概要になります。
医療施設の床面は、オフィスビルとは異なり、長尺シートやPタイル等弾性床材が多くを占めます。
そのため日常の清掃方法としては、感染対策上ホコリを舞い上げないダストコントロールの必要性から、必然的に湿式清掃が主体となるため、清掃に使用する道具としてモップが選択されることが多くなります。
除染とは、対象物の表面に付着した『汚れ』『目に見える汚れ』『目に見えない汚れ』を化学的・物理的に除去する事。 医療施設内で発生する汚れには、血液・粘液・ 分泌液・ 組織片・ 排泄物・ 無機物等が含まれる可能性が高く、これらの汚れの中には多数の病原微生物が潜んでいる。 消毒・滅菌を行う前に『汚れ』は、完全に除去しなければならない。
医療関連感染(病院感染、院内感染=healthcare-associated infections, nosocomial infections)とは、「医療施設(病院・診療所など)で、 入院後あるいは特定の病棟に転科後48時間以降に起こった感染症のこと」と定義されています。 昨今では、ノロウイルスやO-157、SARSなどが一般的にも知られています。